グランハート

ご覧いただき、ありがとうございます。日常の中で精神世界を探求しています。誰もが切り離せない心の世界です‼️

110 公開授業〈10〉③

私がイメージトレーニングのセミナーで聞いたお話です。

「3人の男がレンガを積んでいた。ある男が3人に何をしているのかと尋ねた。

一人目の男は「レンガを積んでいる」と答え、二人目は「塀を作っている」と答えた。そして3人目の男は「私は教会を作っている」と答えた。」

有名なお話らしいのでご存知の方もいらっしゃると思います。これは同じことをしていても、志が違うのでそれぞれにとっての状況はまったく違うのだ、という説明だったと思います。

またこの話も印象的でした。

「二人の男が牢屋の中から外を見た。一人は泥の水たまりを眺め、一人は星空を見上げた。」

同じ環境でも人それぞれ意識によって、本人の状況は違うというのです。

私も経験があります。高校生の頃、地下街を友人と歩いている時に「あっ」と同時に声を上げました。当然相手も同じ所を見ていたのだろうと思って話したのですが、二人とも全然違う所を見ていたのでした。つまり関心が全然違ったということです。私はなんだか不思議でした。 当時は結構仲の良い友人で、地下街という限られた空間の中、並んで話しながら歩いていたのに、視線の先は全く違っていた。その時は違和感程度の感覚でしたが、後に精神世界を学ぶうちに、このことがとても象徴的な出来事のように感じました。

人は自分の目の向いている方しか見ていないのです。ですから後悔や悲しみ憎悪、そうしたものに目を向けている時にはなかなか楽しい方に目が向きません。 楽しいと感じても、またネガティブな感情に巻き込まれてしまいます。すると今目が向いているほうに注意が向いているので、そうしたものがよく目につくようになります。

すると同じ世の中にいても苦しみや不安ばかりに目が行くのか、楽しい方に目が行くのか、その人その人によってまるで違う世界にいるということになります。

これがまさに「自分が現象を作り出しているということ」だと思います。


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