今回は作品に念がこもるというお話しです。
念のつく言葉はたくさんあります。
「信念」「執念」「思念」「念力」「念仏」「情念」「怨念」等々。
とにかくたくさんありますね。
「念」の意味は「思考や感情をはじめとする、心中に抱いているもの。あるいは心の働きなどを広く指す言葉。」だそうです。
どうりで、いい意味にも悪い意味にも使われる。その人の心持ち次第というわけです。
作り手の思いが作品にこもることがあります。遠い昔に作られたものが長い時間を経た今でも力強く存在している例はたくさんあります。仏像、文学、絵画、美術品や骨董品、例を挙げればキリがありませんね。
作り手の思いでもあり、それを観賞する側の思いも上乗せされていたりして。
インスピレーションで作ることとはまた別の分野だと思います。インスピレーションで作る時は、むしろ自分の感情は入りにくい気がします。また、完全な形を表した場合も色褪せることは無いように思います。創造とは本当に奥深いものだと思います。
ともかく作品に作者の思いがこもる、この事を深く心に刻む出来事がありました。