『光源を見よ。山を照らせば山のように
川を照らせば川のように』
これで一気に理解した。
日光は一様に照らしているが、山では木々の間から差す木漏れ日の光となり、川では水面に反射してキラキラと輝く光となる。
日光自体は同じように差しても、日光の当たる側の場所や時間等の条件次第で状態が変わる。
それと同じで、出所の同じエネルギーを受け取って表現したとしても、文化や時代、民族性が異なれば表現する形は異なる。
だから似ているけどちょっと違う文様がいろんな所で表される。そして圧倒的に人々に支持されたものが文化として残っていく。
でもそれは言い換えると、いろんな時代や
地域の多くの人々が同じものをインスピレーションで受け取っていたということではないだろうか。
ーーーでは一体何を?
この答えは数年後にやって来た。
(『光至の光』にて。)