206 そうだ、お布団を干そう！③

いいことを思いついたら、ちょっとやってみる。なんか楽しい！
そんなちょこちょこした積み重ねで気分がいいです。
ではどうして変わったのかというと、きっと毎日お布団を外に干し、シーツ、枕カバーを毎日替えるようになったから。
まずそれができるまでになったということが第一段階でした。
ここに至るまでには多くのことがつながっていて、たくさんの方々にお世話になりました。本当にありがたいです。ギリギリセーフでした・・そして劇的に変わったきっかけは、このお布団天日干し、シーツ類のお洗濯だと思うのです。

恥ずかしながら、妊娠以降、お布団を外に干すのがしんどくなって、布団乾燥機を使ったり、室内で干していました。とにかく乾燥させて、カビなければいいと。そしてダニ取りマットと、ダニ除けスプレーなどでのケア。
シーツ類も必ず毎日取り換えるというわけでもなく。ただ必要最低限こなしていくのでいっぱいいっぱいでした。

特にしんどかった時期には、とにかく寝たい。寝ることしか考えられなくて、隙あらば寝るという感じでした。体調が戻っても、ごろごろ癖がついてしまい、今にして思えば、引きこもりというより怠けていたのかもしれません。でもその時はおでかけ、おしゃれ、グルメより、とにかくごろごろしたかった。それが喜びだと感じていました。
今思うとやはりちょっとおかしかったのかもしれませんね・・・

とにかくしんどいというのが体と心に根を張っているので、どんなお話を聞いても、こうした方がいいんだろうなあと思ってみても、しんどいという芽が出てしんどいという花が咲きしんどい実がなるのです。だってしんどいんだもん。別に無理難題言われているわけでもない、そうした方がいいと頭ではわかっているのに、出来ないので自己嫌悪。でもしんどいから寝たい。

まさに負のスパイラル！てきぱきした方は信じられないかもしれませんが、本当にこんな感じでした。一体どれだけの「しんどい」という残留思念が溜まっていたのでしょう・・・

今の私はあきれてしまいます。でも、よくわかるんです。
２年位前にこの「しんどい」という根っこがやっと無くなったので少しずつ動けるようになって、しばらくして「さらに良くなりたい」という根っこが生えてきたから、咲く花や実が変わったのではないかと思うのです。
だからお布団を毎日天日に干したり、シーツ類をお洗濯したりできているんですね。結局、今も仕組みは変わっていないのかもしれません。
つまりはこの根っこ、欲求を変えることです。そうすれば自然といい芽が出て、いい行動へとつながっていきます。

ともかく、天日干しやお洗濯は凄まじい変化をもたらしました。
これがとても不思議でした。本当に頑なにぐずぐずしていた私が、なぜこうも変わってしまったのか。

以前は考えから行動に移すまでに、川のような、壁のような、溝のような、とにかく大きな隔たりがありました。この隔たりを消してしまったのが、私にとっては『布団の天日干し＆シーツ類の洗い替え』でした。
この隔たりがまさに「負（邪気）の蓄積」だったのではないかと思うのです。今までは単に何らかのプラスで相殺されていたにすぎないと考えると、すごく納得がいきました。

もうかれこれ二十数年前ですが、社宅に住んでいた頃、おしゃれな友人がうちに来て「はなちゃん見てると、風水って関係ないのかなって思うわ～」と言ったのです。誉め言葉ではなかったのでしょうが、まんざらでもなかった覚えがあります。いやいや、安堵している場合ではなかったです。
どれだけプラスで相殺されていたのか。本当に、ギリギリのところで何とか無事に過ごしていたのかと思うとゾッとしますね。

天日干しが負の蓄積を溶かしてくれたのではないかと思ったのは、これをやり始めてから、過去や過去世の負が次々と剥がれ落ちていったからでもあります。それまで気づいていなかったことが内から外からいくつも現れて、受け入れて、手放すことが出来ました。
それは長年の答え合わせでもあり、納得できてすっきりして、今こうしていられることに感謝がこみ上げてきました。
今ようやく、スタート地点に立てたのかもしれません。