まずは先生のお言葉をご紹介させていただきますが、実は今回、私は三部作として捉えてみました。
〈3〉『無限の創造』
〈4〉『死から生へ 生から死へ』
〈5〉『神の子 光の子 』
今回の言葉は〈5〉『神の子 光の子』の言葉の始めの部分と一緒に捉えるとわかりやすいため、公開授業〈4〉では『神の子 光の子』の初めの部分を併せてご紹介させていただきます。
なお、『神の子 光の子』の全文は公開授業〈5〉にてご紹介させていただきます 。
『死から生へ 生から死へ』
人々よ、世は暗く先は見えず、苦しみ多い世界に感じるであろう。
しかしそれは本当にそうであろうか。
今一度周りを見てみるがよい。
木々は芽吹き、草木は花を美しく咲かせ、確実に春は来ているであろう。
鳥たちの喜びの歌声が響き渡っているであろう。それは平和そのものであろう。
私は今一度言う。
本来の自らの心を取り戻せと。
色々な情報が飛び交っているであろう。
そこに迷うな。
そこに一喜一憂しているならば、あなた自身迷いの中にあるということである。
真の真実はそこにはないのである 。
真実の如く見せているだけである。
毎日毎日画面で不幸な状態を見せられていれば、不幸な状態を引き寄せる結果となるのである。その奥に恐怖心を知らず知らずのうちに植え付けている姿こそ、今のあなた方である。
その大きなものは死に対する恐怖心である。この世の死は始まりであり、この世の世界は半分生であり、半分死である。
目覚めてから寝るまでが生であり、寝てから目覚めるまでは死である。
また母親のお腹の中に命の宿った時が、生の始まりである。その前は死である 。
その本質は肉体を持つか、持たないかの違いである。
あなた方が恐怖心を持っているのは、肉体の死であり、それで終わりだと思い込んでいるからである。
あなた方が感じている心の世界は生そのものである。魂そのものである。
そこに死はないことを知ることが、大事である。死の後に帰る世界があるのである。
これは真実である。眠っている状態は死後の世界へ半分帰っているのであり、そこでリセットして、この物質世界へ、この三次元世界へと戻っているに過ぎないのである。
幽霊というのは、この物質世界の裏の世界に留まっている姿である。
その場合、生の執着が強い者や、 この世つまり物質肉体世界だけしかないと思い込んでいる者が、突発的な死を迎えた場合、自分が死んだと気付かない場合に自縛霊となるのである 。
『神の子 光の子』
死を恐れるな。この世に生まれるということは、あの世の死である。
この世の死というのは、あの世に生まれることである 。肉体という重しを取り去ることでもある。
本来の姿へと帰っていく過程である。
単なる通過点に過ぎないことを知りなさい。人々よ、自らの心を大切にしなさい。
心とは、あなたの意識の器である。その器があなたの中にある。
それはあなた自身である。
肉体が自分であると強く思い込むことは、本来の自分自身を見失うことである。
肉体で見る世界は小さな世界である。
全ては変化していく世界である。
それを自分自身のものとして止めようとして、苦しみを産んでいるのである。
これが今の現実社会の姿である。
今一度、自分の内なる意識に目を向けることが大事である。
その答えはあなた自身の内なるあなたに与えられているからである。