文章の中頃に『その星の成長度合い』という言葉があります。
新先生がおっしゃるには、その星に如来が何人いるかが、その星の精神性のランクを決めるということです。
如来とは「悟りを完全に開いた人」のことだそうです。現在は400~500人くらいとのことです。世界の総人口を調べてみると約79億人とされていました 。あれ?思っていたよりも随分増えていました。
それにしても79億人中、400~500人というのは少ない気がします。新先生にお尋ねすると、やはり宇宙規模で見ると少ないそうです。
この如来を増やすことが地球全体の精神性を高めることになるそうです。
如来を増やすためには、まずは菩薩を増やさなければなりません。何故なら菩薩とは「悟りを開く直前の修行中の人」だからです。
如来や菩薩と聞くと、なんだか突拍子もないおとぎ話のように感じますよね?でもこれが私たちの日常にも大きく関係しているのです。
苦しい時、誰かに助けていただいたことはありませんか?足を怪我した時、席を譲っていただいたことは?通りで目が合った時、微笑まれた事は?
困った時、苦しい時、寂しい時、悲しい時、暗闇に灯る小さな明かりの様に誰かが手を差し伸べてくださったことはありませんか?
その方はきっと菩薩です。そして誰かに救われた経験がある方は、誰かを救おうとします。そうして人は菩薩になっていくのだと思います。
もちろん、人によって段階は様々です。私は登山だと思っています。
まずは菩薩の山の方へと目指すこと。苦しみの中をぐるぐる回るのを止めて、菩薩の山を目指しましょう。(この止め方は公開授業〈2〉で解説される予定です。)すると周りの方々も菩薩の山を目指す仲間ばかりです。皆さん優しいんですよ。
そして山を登り始め、やがて頂上まで行くと、次は如来の山へと続いていきます。
そうして如来は増えていくのです。 だからまず菩薩を増やすということです 。
私も今菩薩を目指していますが、周りも同じ方向に向かっている方々なので、とても幸せです。もちろん個々の環境や物理的な状況は違います。でも精神的に同じ方向に向かっているというのが、とても大切なのです。
誰かが迷えば声をかけ、先に進んだ方々は「こっちだよ」と声をかけて下さる。今はそうした仲間たちと一緒に歩んでいます。
このブログを読んでくださっている皆様も同じ列にいらっしゃるのではないでしょうか?本当にありがたいです。
争いや妬み恨み悲しみの中にいるのは、しんどいです。今ある状況は人それぞれですが、少しずつでもネガティブな思いをはずしていけば、きっと徐々に心は軽くなっていくと思います。
私もそうした思いが出てくる度に取り除いています。日々何かしら起きますものね。
どんなにピカピカに磨いても、また埃や汚れが付くのと同じです。気付いた時にさっと拭き取る。その繰り返しなんですね。