去年の10月、吉報が舞い込んできました。「ついに理想の家が見つかった!」
その方が以前、ゆくゆくはこういうお家に住みたい、というのを話してくださっていたので、その通りのお家が好条件で決まりそうだとお聞きして、なんだかワクワクしました!やはり思いは現実化するのだと!
そしてそういうお話を耳にするということは、自分にとってもいい流れに乗るお知らせだったりするので、ものすごくウキウキしました!
うちは現在借家に住んでいます。夫は転勤族のため、社宅や借り上げ社宅の制度を利用しています。家を買った後に転勤があると、単身赴任になったり、ピカピカのマイホームを借り上げ社宅として貸し出すことになったりするのを見て、それはちょっと・・・どちらにも抵抗がありました。
だから転勤があれば気軽にどこへでも付いて行けるように、住まいは賃貸と決めていました。そのせいか、いつも赴任先の土地には「ちょっとお邪魔します」という気持ちでした。そして赴任した直後はバカンス気分で、観光客のように方言や気候、食文化の違いなどを楽しんでいました。めったに旅行に行くことのない私にとって、「観光地に住む」こと自体が非日常だったのです。
ところが、子供が大きくなるにつれて学校問題が出てきました。時期によっては単身赴任もせざるを得ないかもしれません。
そしてさらには同居問題。12年前、現在の場所への転勤が決まった時に、同時にこの二つの問題が重なってしまいました。幸い義父は自由な発想の人なので、早々に家を処分してこちらに付いて来てくれました。
こうなると私の願いはただ二つ。
「単身赴任がありませんように。」
「スピリチュアルを探究し、物作りができますように。」
もちろん、「家族の幸せ」といったベースがあってこそですが、私自身の正直な願いはこの二つでした。
あれから12年。何かしらはありましたが、おかげさまで無事に過ごすことができました。本当にありがたいことだと思います。
そしてそろそろ先が見えてきたこの時期に、あの吉報です!
「ついに理想の家が見つかった」
わあ、夢って叶うんだ!理想は現実になる!
でもなんだか・・あれ?私の夢って・・・?この先どこに住むの・・?
急に不安になってしまったのです。
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