グランハート

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96 過去世とは②

そもそも、作り始める時にはすでに材料は全て揃っていました。

社宅の近所に、個人でも買える手芸用品の卸屋さんがありました。とても古い店構えで装飾もなく、お店というよりも会社といった感じでした。

そこで見ておりますと、何とも綺麗な不透明のガラスビーズが小袋に入って80円で売っていました。こんなに綺麗なのに80円!?あまりの美しさに、使いもしないのにいくつも買ってしまいました。そのお店に行く度についつい買い込んでしまうのです。

後々わかったのですが、それはガラスのキャッツアイというビーズのB級品でした。とても穴が大きくて、大きさも不揃いでした。だからとても安かったのです。小売りの手芸屋さんに売っているA級品は一粒何十円もして、穴はテグスが一本通る位です。私は何重にもテグスを通すので、A級品では作れません。また安いので惜し気もなく使えるため、B級品だからこそ思いっきり作ることに専念出来たのでした。本当にありがたいです。

大きな物も作るようになって、こんなに使うならもっと買っておこうと思いました。

そこでいつもレジをしながらお話するおじいさん(社長)に注文をお願いしました。すると担当者を呼んでくださって、その方によれば、カゴに並べて安く売っている物は半端物を大袋にまとめたものを仕入れて、バラして詰めて売っているので、いつ何が入ってくるかわからないとのことでした。

ならば今ある物だけでも買っておこうと売り場を見ると、先日残っていたはずのビーズが全くありませんでした。尋ねるとそんなはずはないと、社長と担当の方が売り場や倉庫も探してくださったのですが、結局取り扱った形跡がないということでした。

社長とも顔見知りになるほど何度も買ったのに、です。社長も確かに私が何度も買ったことは覚えているとおっしゃいました。私と社長と担当の方の三人はポカンとしたのでした。本当に不思議な出来事でした。

でもそのおかげで、しばらくメインで使うことになるキャッツアイは揃っていたというわけです。


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