81 東京に行った話 ②
南神門から一歩足を踏み入れた瞬間に太鼓の音が鳴り響きました。本殿にお参りすると『よう間に合うたの』と言われました。
どういう意味かわからず、近くにいらした警備の方に「今の儀式は何ですか?」とお聞きしました。すると「『夕御饌の儀(ゆうみけのぎ)』ですよ。おやつかな。午前と午後にあるんですよ。良かったですね。」とおっしゃいました。後から調べると、毎日朝8時と昼3時に行われているそうです。
ほー・・・何も知らず適当に歩いてきたのでなんだか嬉しかったです。
それから庭園を散策した後、また歩いて地下鉄に乗って、福子さんと新宿で合流しました。
福子さんとは住んでいる場所が遠いので、日頃はお電話だけです。お電話でもとても楽しいのですが、一緒に街を歩くと本当に楽しいです。良いこと探しがお上手で、ドラッグストアでさえテーマパークのようでした!
一緒に餃子を食べて、ホテルでお茶して、翌日は早朝から金持ち札をいただきに長い長い行列に並びました。この間もずーっとおしゃべりしていたので、楽しかったです。
無事に神社でお参りし、お札をいただいた後は境内の縁起物屋さんを見て回りました。去年と同じ売り場の方ともお会いできて本当に楽しかったです。
そのお隣のお寺でもお札をいただき、その門前の「幸せの銀杏」をいただいて、仕上げは通りの向かいの天婦羅屋さんで朝食です!
私は一度目の朝にも皆さんと一緒に天婦羅をいただいたのですが、「朝から天婦羅を食べれるだろうか・・」と思ったものの、本当に美味しくてビックリしました。いかに日頃は自分の生活圏の中で、決めつけて過ごしているんだなあと思い、『朝天婦羅』という新しい発見にウキウキしたのでした。
だから二度目ももちろん天婦羅です!
めっちゃ美味しかったのはもちろん、そのお店で、何十年もその神社に通うおばあちゃんにお会いしました。
福子さんはその場にいらっしゃる方々とも気軽に交流されます。そして思いがけないお話が聞けたりするのだそうです。たった二度お参りした私も、おかげさまでそのおばあちゃんに出会えました。長い時間行列に並ぶので、お札をいただいた方々全員がまるで戦友?のような気分です。大先輩とご一緒できて、ますますご利益を授かった気がしました。
その後、浅草、スカイツリー、柴又に行きました!