グランハート

ご覧いただき、ありがとうございます。日常の中で精神世界を探求しています。誰もが切り離せない心の世界です‼️

116 楽園とは ④

✳️病気の描写があります。苦手な方はこの回は飛ばしてくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

『そろそろ帰ってこい』と、龍さんに言われました。でも心は動きませんでした。

そんなある日、5年前と同じところに違和感を感じて病院に行きました。待合室で「5年も待ってくれたからもういいんじゃないか」と思いました。

その異常が初めてわかったのは5年前。二度目の転勤の直後、まだ子供が幼稚園に入園したばかりの頃でした。幸いその時の検査の結果は良く、治療も手術もせずに済みました。

それから5年。その間に謎の不調も重なって、寝込む日が続いたりする時期でした。二度目の転勤の場所では半分は寝込んでいました。三度目の転勤で今の場所に来てだいぶん楽になりましたが、作る気にはなれず家族を見送った後はぼーっと過ごしていました。「このまま止めてしまおう。普通の生活に戻ろう。」そんなふうに思っていた時に、以前の異常と同じところに違和感を感じるようになり、病院に行きました。

再び病院に行った時には、子供ももう9歳になっていました。「5年も待ってくれたんだから。」正直もういいと思いました。

するとピンクの龍さんが『死んでもいいなら、死ぬ気で働け。滅私。』と言われました。『滅私』を調べると「滅私奉公」という言葉が出てきました。「私を滅し、公に奉ずること。私心を捨てて公のために尽くすこと。」という意味です。

その後、福子さんと出会い、光のお仕事として作ることを再開し、更にその数年後、新先生と出会うことになるのですが。

待合室で龍さんに気合いを入れられた時には暗闇にいるようで、自分の進む道についてまだ何もわかっていませんでした。

おかげさまで病気はよくなり、しばらく続いていた謎の不調も近頃解決して、今は健やかに過ごしております。

今となってはこうしたことも、いろんなことを考えさせられるいい体験だったと思えるようになりました。


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