福子さんと出会う数年前、作って届けていた頃にある方から「自分で意味のわからないことをして相手を惑わしてはダメよ。あなたがたいへんなことになるわよ」と心配されたことがありました。わけもわからぬままメッセンジャーになってしまい、人生を翻弄されてしまうケースもあるそうです。とてもありがたいご忠告でした。
確かに見えない存在の言うことに耳を傾けるというのは慎重になる必要があります。一見いい存在、いい内容だったりして、ちょっと当たったりすれば「神様からのメッセージだ!」と思ってしまうのも仕方がないかもしれません。
これが本当に神様だったらいいのです。
でもそうでなかったら・・・そのうち脅すようになったり、要求が増えたりして。信じてしまっていると、逆らえなくなってとりこまれてしまうということがあるようです。
その見分けが果たして本当にできるのかということです。だって普通の人間関係でもわからないことがあったりしますもんね。ましてや見えない存在です。
私も作り始めた頃は自分でも何がなんだかわかりませんでした。皆の気を引きたいだけなのか、頭がおかしくなったのか。
でも形が出来上がるという事実が、私が何かを受けとって作っていることを裏付ける証拠として自分を支えてくれました。
何故なら私自身は不器用なんです。図画工作だって誉められた記憶はほとんどありません。でも何かを受け取って作ると想像もしない形が出来上がってしまうので、何者かの存在を信じざるを得なかったのです。
でもそれがいかに危ういかというのもまた事実です。現に感じ始めた頃に怖い体験をしました。でもやめたくない。もっと知りたい。
だから私はその見えない存在が何者かを確認しなければならないと思いました。
そうして探しながら作り続けることになるのですが、色々あって数年ほど中断していました。
それが福子さんとの出会いで、突然再開したのです。