グランハート

ご覧いただき、ありがとうございます。日常の中で精神世界を探求しています。誰もが切り離せない心の世界です‼️

53 公開授業〈2〉②

いかがだったでしょうか?

今回はとても私達に近い目線の言葉ですね。 新先生は言葉を下ろされる時、その時々で、宇宙規模の大きな視点、私達に身近な視点等、いろんな立場に立っておられます。

どんな立場に立ったとしても、その底流にある仕組みや原理は同じだそうです。ならばその仕組みや原理を知った私達が、自分の日常に知恵として落とし込んでいければ、きっと生きやすくなるはずです。

つまり新先生は人々が真理を理解して活用していくこと、そのために言葉を下ろして下さっているのです。本当にありがたいことだと思います。この機会に何としても真理に近づきたいと思います!

 

今回はとても長い文章なので、四つに分けてみました 。『①刹那的生き方を止めよ』『②自分の状態を知る』『③本当の自分に目醒める』『④本来の生き方とは 』これが本来の人の生き方に戻る道筋なのだそうです。

では始めの部分から見ていきます。

『刹那的生き方』とはいわゆる物質主義だそうです。流行、消費行動や権威など、目に見える成果で物事を判断する生き方のことです。 そこに重きを置くと、権威に騙されたり、持ち物や成果などで優劣を争ったりしてしまいます。

そして自分の物差しを自分の外に置いているので、いつも心が翻弄されます。気が休まることがありません。

それは『その場限りの喜びは一時的であり、持続性に欠けている』からだそうです。

私も覚えがあります。 私は洋裁をしていたのですが、学生の頃「春夏のパリ・ミラノ オートクチュールコレクション」の写真が丸々一冊乗った本を買いました。 当時の私にとって高価な本でしたが、とても素敵で満足しました。 でも ロンドン、ニューヨーク、東京、そして今度は各プレタポルテコレクション、それが終わると次は秋冬の各コレクション・・・次から次へと新しい本が出るのです。そして洋服の他に、小物や靴ヘアメイク、化粧品等々、情報は止めどなく流れてきます。すぐにくたびれてしまいました。そして次々と生まれる流行を追いかけることの大変さ、虚しさを感じてしまったのです 。

流行を生み出す数々のブランド、その情報を発信するメディア、取り扱う販売店、購入する顧客と、その中で動く労力や時間、経済効果を思うと、1シーズンでも気が遠くなります。それが年に2回毎年毎年怒涛のように続いていくのです。

また私は作る側として、素敵な商品が短いサイクルで流行遅れのものになっていってしまうのが、とても寂しく感じました。

いえいえ、実際に携わる方々にとっては、どんどん脱皮していくように、 ブランドに永遠の命を吹き込んでいく喜びもあるのかもしれませんね。

でも私はのんびりしたいというのが実感でした。 だってただの読者として、ほんの少しその流れに触れただけでくたびれてしまったのですから。

その反動なのか、あまり流行を気にしなくなりました。めちゃ楽。いいのか悪いのか今では人目もあまり気にならず・・・

恐れや思い込みが取れていくにつれて、どんどん楽になっていくのを感じています。

もし自分の中にひっかかりが出てきたら、その都度引っかかりの正体を見て解決するか、手放していく。その繰り返しです。

若い頃に病気を経験したことも関係あると思いますが、穏やかに健やかに過ごせることこそが、何より幸せだと思うようになりました。 それが『あなたが日々当たり前と思っている中に本当の幸せが喜びがあるのである』という一文です。

若い頃のよくわからない焦りも薄れてきたのか、今は本当に穏やかに健やかに過ごせることの喜びを感じられるようになりました。


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